機械式の腕時計とは?知っているようで知らない腕時計の豆知識
まもなく年明けですが、皆さん年明けはどのように過ごすのでしょうか。
僕はいつもと違いお家でステイホームしようと思います。
さて今回は前回クォーツ式腕時計についてお話させていただきましたので、本記事では反対に機械式の腕時計についてお話させて頂こうかと思います。
目次
機械式腕時計とは
機械式腕時計。こちらもクォーツ式腕時計同様、腕時計の話になるとよく聞く言葉ではないでしょうか。
機械式腕時計とはクォーツ式腕時計のような水晶を利用して動かすものではなく、巻き上げたゼンマイが戻る力を利用した腕時計のことを言います。
(英語で機械式時計のことをメカニカルウォッチ(Mechanical watch)ともいいます。)
そのため、メカニカルウォッチという言葉=機械式腕時計だという認識で問題はありません。
機械式腕時計の歴史はクォーツ式腕時計の歴史に比べると17世紀まで遡ります。
クォーツ式腕時計の1900年代に比べるとずいぶん昔になるため、この機械式腕時計が懐中時計を原点とした伝統的な方法の腕時計だとも言えます。
そして、クォーツ式腕時計と異なるのがこの機械式腕時計にも2種類あるということです。
それが「自動巻き」と「手巻き」と呼ばれるものです。
この2種類についての詳細はまた次回記事にしますので、今回は機械式腕時計の中にこの2種類の腕時計が存在する。ということを覚えて頂ければと思います。
また、この機械式の腕時計が古くから主流の腕時計のため、今現在一般的に高級腕時計といわれてる格式高い高級腕時計はこちらの機械式を採用していることが多くあります。
機械式腕時計のメリット
ではこの機械式腕時計のメリットは何なのか?続いてこちらについてお話しようと思います。
この機械式腕時計の大きなメリットは半永久的に使用可能ということです。
前回のクォーツ式腕時計が寿命おおよそ10年ほどといわれていますが、機械式の腕時計は電子回路が壊れた際にも様々な部品を組み立てて成り立っているため、
修復がほとんどの場合可能となっています。
そのため、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業(オーバーホール)することで半永久的に使用することができるのです。
よく高級時計を自分の息子が20歳になったときにプレゼントするのが夢。という方も多いと思いますが、それに機械式の腕時計が選ばれるのもクォーツ式腕時計と違って
半永久的に長く使用できるためなのです。
そしてやはり、この機械式の腕時計を持つもう一つのメリットは、資産性が高く、自身のステータスを表すものになるということです。
クォーツ式腕時計と違い機械式の腕時計は時が経っても極端に価値が下がることはありません。また、一つ持っているだけで自分を表すステータスになるのもメリットだと思います。
他にはクォーツ式腕時計と違って多機能ということや、デザイン性にも幅が利くためクォーツ式腕時計に比べて、クロノグラフなど多くの複雑な機構も同時に搭載することができます。
これらが機械式腕時計のメリットではないでしょうか。
機械式腕時計のデメリット
機械式の腕時計のデメリットはクォーツ式腕時計に比べると、時間の精度が落ちるということです。
一般的には日差数秒~数十秒であるため、一日20秒の遅れが出る時計の場合、一か月時刻を合わせないまま使い続けると10分も遅れてしまうことになります。
そのため、長く使えば使うほど時差というのが生じてくることになります。
もう1点がデリケートな腕時計ということです。
前述しておりますが、機械式の腕時計は内部構造が精密で細かいため、取り扱いには十分な注意が必要です。
これがクォーツ式腕時計に比べての機械式腕時計のデメリットではないかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
前回に引き続き腕時計の知っているようで知らない知識を学ぶことができましたでしょうか。
機械式腕時計を購入の際には、機械式腕時計のメリット、デメリットを思い出したうえで購入してみてください。
僕も将来は自分の子供が二十歳になったときに、機械式の腕時計をプレゼントできるようなイケてるお父さんになりたいと思います。(笑)
それではよい年末をお過ごしください。
来年もよろしくお願いいたします。
<<KLON機械式の腕時計はこちら